ガードレールのうんちく
今回の題材は弊社の取扱い製品の中でもメインの一つである“防護柵”についてです。
街中で必ず目にしているはずですが、道路土木の業界に携わっていなければあまり意識したことは無いかと思います。そんな私も現在の仕事に従事する以前は気にしていなかったと思います。(昔の記憶ですが)
総称して防護柵と言いますが、用途別には「車両用」と「歩行者・自転車用」に大分されます。中でも車両用の「ガードレール」は広く認知されていると思います。
そんな防護柵の色について、白色のガードレールは良く目にすると思いますが他に何種類もあるのを御存知でしょうか?
国土交通省では、2004年に景観に配慮した防護柵の整備ガイドラインを策定し、ダークブラウン・グレーベージュ・ダークグレー・オフグレーの景観4色を導入しました。
又、スクールゾーン(幼稚園及び小学校を中心に、その周囲500mを範囲とする道路)には、グリーン色の横断防止柵を設置することになっています。
変わり種は、山口県では全国唯一、県道のガードレールが黄色に統一されています。昭和38年の山口国体開催時に時の県知事が特産のナツミカン色に提案したといわれております。
~山口県では、特産の夏ミカンにちなんだ黄色いガードレールが採用されている~
ドライバーと歩行者の安全を守るだけでなく、地域住民の方や観光者の風景への印象をより良いものへとする為に様々な工夫がされております。
たかが防護柵、されど防護柵ですので、みなさんの街のガードレールや横断防止柵はどんな色か興味を持ってもらえましたら、この業界に身を置く者として嬉しい限りです。